リワーク
リワーク・トレーニングとは?
うつ病、適応障害、双極性障害で休職中の方に対する復職に向けたトレーニング・プログラムです。発症、休職(入退院)から復職への架け橋となるプログラムです。規則正しい生活を送りながら同じ悩みや苦労を抱え回復を願う仲間とともに復職への準備を行う内容です。
開催日時
- 月・火・水・金曜日
- 「デイ・ケア 9:30~15:30」
- 土曜日(OB含む)
- 「ショート・ケア 9:30~12:30」
※まずは月・火・水・金曜(6時間)の週4日。慣れたら週5日へ調整。
主な対象疾患
「気分障害」 … うつ病、気分変調症、双極性障害
「不安障害」 … 適応障害、社会不安障害、パニック障害
リワーク参加のながれ
リワーク参加の目安
- 睡眠リズムがもどり、焦りやイライラがとれている
- 週4日活動できる体力・気力が戻っている
当院のリワークを利用するには
当院の推奨するリワークの利用期間
3ヶ月以上 長くて1年
※平均6ヶ月
これは当院の過去の実績を根拠としたもので、3ヶ月より短いか、1年以上となると効果が落ちていました。
全国のリワーク施設でも、同じような利用期間になっています。
※当院担当医の判断にて見学や利用をお断りする場合もあります。
※利用者が多くなってきました時には、参加順番待ちの予約となる場合もあります。どうぞご了承ください。
※主治医を変更せずに、リワークのみ利用可能です。
※主治医の先生へ、リワークスタッフより定期的に文書で報告させていただいております。
プログラムの内容
リワーク1週間の流れ
月・火・水・金(9:30〜16:30)
土(9:30〜12:30)
利用されるにあたって
- ・喫煙は屋上でお願いします。活動中は禁煙ですので、活動前・活動終了後・昼休みに喫煙されてください。
- ・遅刻・欠勤をされる場合は、ご連絡ください。また、途中で退出の際は、必ず職員に声をかけてください。
- ・運動ができる服装で来院するか、または持参して下さい。
- ・症状によっては、医師またはスタッフから参加を中止させていただくことがあります。
リワーク・トレーニングのメリット
- ・生活リズムの規則化、社会的体力の向上
- ・ピアカウンセリングでの支えあい、回復者からの支援
- ・医師以外の多職種支援、相談による復職予行練習
トレーニング中の生活注意点
- 睡眠 … 24:00までには就寝。7時間睡眠を基本に。過剰な睡眠も注意。朝の光は大事。
- 食事 … タンパク質、炭水化物等の摂取。(肉、魚、乳製品、豆類、鶏卵、ご飯など)
- 排便 … 水分を多めに。うつ状態は脱水、便秘傾向有。
- 入浴 … 就寝前はぬるめの長湯。朝起床時は熱めのシャワー。
- 運動 … リズム運動(散歩、ウォーキング、水泳、坐禅やヨガの呼吸法)を20分。
- 飲酒 … アルコールはセロトニンを低下させうつ状態を悪化させます。治療中は断酒。
- 会話 … 家庭や学校、職場で「ユーモア」のある風通しの良いコミュニケーションを。
「良質の笑いはこころのジョギング」「笑う門には福来る」「ユーモアはStress buster」。
- 症状 … 不眠、不安、抑うつ、意欲の低下は比較的速やかに改善。
但し思考制止等の思考の障害、創造性、生産性は遅れて改善。焦らずに。